小学校の個人面談の準備|15分の進め方と記入シート
面談前に机へ広げたメモはたくさんあるのに、最初に何を話すかが決まらない。そんなときは、資料を増やすより「学校で見た姿」「家庭に聞きたいこと」「次に確かめること」を1枚に分けると、話す順番を決めやすくなります。
準備するのは、具体的な姿を2つ、聞きたいことを1つ、面談後の確認欄。15分の面談を想定した進行例と、コピーして使えるシートを載せます。時間や項目は学校の面談方針に合わせて調整してください。

小学校の個人面談で準備する3つの材料
まず手元の記録から、その子の様子を具体的に説明できるものを選びます。学習、生活、友達との関わりを全部並べる必要はありません。今回の面談で共有したい場面を絞る方が、保護者にも話の筋が伝わります。
| 材料 | 書いておくこと | 避けたい書き方 |
|---|---|---|
| 学校で見た姿 | 場面、本人の行動、必要だった支援 | 「積極性がない」などの印象だけ |
| 家庭に聞きたいこと | 家庭での様子や保護者が気にしていること | 学校と同じ様子だと決めつける |
| 次に確かめること | 学校で試す支援と、いつ見直すか | その場で未確認の対応を約束する |
スマートフォンでは、表を横に動かして読めます。
「頑張っています」を、場面のある説明に変える
例えば「算数を頑張っています」だけでは、家庭でどこを認めればよいかが見えにくくなります。どんな問題で、どんな行動があったかまで添えると、伝えたい姿がはっきりします。次は書き方を比べるための架空例です。
計算の答えが合わなかったとき、具体物を並べ直して確かめていました。すぐに答えを聞く前に、自分でもう一度考える姿が見られました。
「いつも」「誰とでも」「必ず」と広げず、記録のある範囲で話します。課題を伝える場合も、困っている場面と学校で行っている支援をセットにすると、家庭へのお願いだけで終わりにくくなります。
15分の個人面談は、聞く時間を先に確保する
説明する資料が増えるほど、学校からの報告だけで時間を使いがちです。次の配分は一例ですが、最初に家庭の話を聞く時間を取ると、その後の説明で何を詳しく伝えるか選べます。
| 時間の目安 | 進め方 | 言い方の例 |
|---|---|---|
| 3分 | 保護者が気にしていることを聞く | 「今日は、まずお聞きになりたいことはありますか」 |
| 5分 | 記録をもとに学校での姿を伝える | 「この場面では、こんな姿が見られました」 |
| 4分 | 家庭の様子と支援を相談する | 「ご家庭では、どのような様子でしょうか」 |
| 3分 | 確認することと次の連絡をそろえる | 「学校ではこれを試し、その後の様子をお伝えします」 |
スマートフォンでは、表を横に動かして読めます。
すべての話題を15分に詰め込むための表ではありません。安全に関わる相談や、事実確認が必要な内容は、学校の手順に沿って管理職などと共有し、別の機会を設けます。面談の場で結論を急がないことも、準備のうちです。
そのまま使える個人面談の準備シート
学校が認める保存場所で使ってください。実際の児童の記録を入れたシートを、外部のAIや個人用クラウドへそのまま貼り付ける用途は想定していません。
面談前の整理 今回、共有したいこと: 学校で確認した具体的な姿 場面1: 本人の行動: 学校で行った支援: 場面2: 本人の行動: 学校で行った支援: 家庭に聞きたいこと: 面談後の記録 保護者から聞いたこと: 学校で試すこと: 確認が必要なこと: 担当と確認予定:
面談後は、学校の記録と保護者から聞いた話を分けて残します。話した内容の全てを書き起こすより、次の支援や連絡に必要な事項を残す形です。「家庭では落ち着いているとのこと」のように、誰から得た情報かも分かるようにします。
AIは質問例や説明の順番を考えるところから使う
AIを試す例には、架空の情報を使います。児童・保護者・学校を特定できる記録や内部資料は、学校が認める利用環境と情報の扱いを確認するまで入力しないでください。氏名を消すだけでは、個人を特定できる情報が残ることがあります。
AIで面談記録をまとめる前に、まず一般的な質問例や話の順番を試してみます。架空のケースなら、実際の記録を持ち込まずに言い方を比べられます。以下は練習用の指示文です。
小学校の個人面談で、家庭の様子を聞く質問例を作ってください。 以下は練習用の架空ケースです。 学年:1年生 話題:朝の支度に時間がかかる場面がある 学校で試す支援:支度の順番を絵で示す 目的:家庭での様子を聞き、学校の支援を説明する 質問を3つ、説明の順番を3項目で示してください。 原因や家庭の事情を推測して決めつけないでください。 保護者を責める表現や、家庭への一方的な指示は避けてください。 学校の対応として未決定のことは約束しないでください。
出てきた質問が「家庭でも同じ指導をしてください」となっていたら、相談が一方的になっています。「ご家庭では、支度のときにどんな様子が見られますか」のように、まず様子を聞く文へ直します。便利なのは文章のたたき台まで。子どもの状況を判断したり、面談の結論を決めたりする部分は、実際の記録を見て考えます。
- 1.選ぶ記録から具体的な姿を2つ選ぶ
- 2.聞く家庭の様子と気になることを聞く
- 3.そろえる学校で試す支援と次の確認を決める
面談前に確認したいこと
- 見た事実と、教師の受け止めを分けて書いたか
- よさも課題も、説明できる場面があるか
- 家庭の話を聞く時間を残しているか
- 未確認事項を、その場で断定しない準備があるか
- 面談後に誰が何を確認するか、記録欄があるか
準備のゴールは、よくできた説明文を読み上げることではありません。学校と家庭が、同じ子どもの姿を確かめながら次の一歩を考えられる状態を作ることです。まずは1枚に絞って、話すことと聞くことを分けてみてください。




