【先生必見】Canvaで教育が変わる!学校現場での活用術と実例
kaorusensei06
ゆーとり
小学校5・6年生
対象児童は、タブレットやパソコンの基本的操作には慣れており、Canvaなどの簡易デザインツールの使用経験もある。しかし、生成AIによる画像生成や著作権・倫理に関する理解は浅く、「面白い」「便利」という感覚が先行する傾向がある。AI技術の可能性と注意点をバランスよく学ばせることが求められる。
「生成AIを活用して、わたしだけのオリジナルシールをつくろう」
現代社会で急速に進化する生成AIを題材とすることで、児童が未来の技術を自分ごととして捉える機会となる。創造力の発揮と、著作権や情報モラルの学習を並行して行うことで、総合的なデジタルリテラシーの育成を図る。
AIやインターネットに対する興味関心は高く、生成された画像に対して驚きや喜びを示す児童が多いが、一方で技術の背景やリスクに目を向ける機会は少ない。理解を深める指導が必要である。
「技術への興味」→「活用」→「安全な使い方」へと学びを発展させる構成とし、児童が自らの表現力を伸ばしつつ、社会的なルールを守って行動できる力を育てることを目指す。個別の創作活動と発表の場を設け、主体的な学びを支援する。
観点 | 評価規準 |
---|---|
知識・技能 | 生成AIやデザインツールの操作方法を理解し、正しく使っている。 |
思考・判断・表現 | アイデアに基づき、構成やデザインに工夫を凝らして表現している。 |
主体的に学習に取り組む態度 | モラルや著作権に配慮しながら、意欲的に活動に取り組もうとしている。 |
第1回 | 生成AIの基本を学ぶ | AIの仕組みや活用事例を知り、親しみを持つ | ・AIとは何かを説明 ・身近なAIの紹介(画像・動画) ・実際にAIで文章や画像を生成してみる | ・AIの基本的な働きを説明できるか |
第2回 | 著作権と法律を学ぶ | AIの利用におけるルールとマナーを理解する | ・著作権の基礎 ・AIで生成されたものの取り扱い ・ワークで「これはOK?NG?」を考える | ・デジタルリテラシーの基礎的な理解があるか |
第3回 | シールの構想を考える | 自分のアイデアを形にするプロセスを体験する | ・シールのテーマや構図を考える ・どんな絵を作りたいかプロンプトを作成 ・スケッチやメモにまとめる | ・創造的な表現を発揮しようとしているか |
第4回 | 生成AIでシール制作 | AIとデザインツールを使って、作品を完成させる | ・生成AIにプロンプトを入力し、画像生成 ・Canva等でシールの形に加工・仕上げ | ・ツールを正しく使い、意図に沿った制作ができているか |
第5回 | 発表と振り返り | 自分の作品を振り返り、他者のアイデアに触れる | ・完成したシールのプレゼン ・制作時の工夫点や学びを共有 ・ふりかえりシート記入 | ・学びや気づきを他者と共有できるか |