Geminiで小学校の所見を下書きする方法|練習用プロンプトと確認表
所見を書こうとして、最初の一文で手が止まる。子どもの姿は思い浮かぶのに、伝わる言葉にまとめるのが難しいことがあります。Geminiには、書き方の候補を考えるところを手伝ってもらえます。この記事では、初めて使う先生も試せる架空の入力例と、出力後の確認表をまとめました。
小学校の所見にGeminiを使う前に
氏名をAさんに置き換えるだけでは、出来事や属性の組み合わせから本人が分かる場合があります。このページの例はすべて架空です。実際の児童の情報を扱う場合は、学校の情報セキュリティ方針と利用できる環境を先に確認してください。評価を決めたり、観察していない成長を補ったりする作業はAIに任せません。
コピーして試せる、所見の練習用プロンプト
まずは下の文をそのまま使い、どんな下書きが返るか確認してください。文字数は学校の書式に合わせて調整する項目です。ここでは、短い練習例として150字程度を指定しています。
あなたは小学校の所見の表現を考える補助者です。次の架空の条件だけを使い、保護者に伝わる文章の候補を二つ作ってください。
対象:小学校3年生を想定した架空の練習例
学習面:話合いで、自分の考えの理由を説明しようとしている。
生活面:係の仕事を、担当する内容を確かめて進めようとしている。
出力:各150字程度。学習面と生活面を自然につなぐ。
制約:氏名・性別を入れない。示した条件以外の行動、成果、性格、将来の姿を創作しない。断定しすぎず、分からないことは補わない。
文章の後に、入力条件にない内容を加えていないかの確認結果を書いてください。
返ってきた文章は、この順で確かめる
AI自身が「確認した」と書いていても、先生の点検は必要です。元の入力と一文ずつ比べ、書かれていない事実が増えていたら削るか、再作成を頼みます。
| 確認すること | 見つけたときの直し方 |
|---|---|
| 事実が増えていないか | 「友達をまとめた」など、入力にない活躍は削る。 |
| 言い切りが強くないか | 「必ず」「誰とでも」「常に」を、確認できる範囲の表現にする。 |
| 評価をAIに決めさせていないか | 教師の観察と評価の基準に照らして判断する。 |
| 学校の書式に合うか | 文字数、文末、記載する観点を確認する。 |
うまくいかない時の追加の頼み方
文章が抽象的なら「示した二つの行動を残して、飾りの言葉を減らしてください」と頼みます。事実が増えていたら「入力にない成果は削り、書かれた条件だけで作り直してください」と伝えましょう。具体的な出来事を増やすように頼むと、AIが補ってしまうことがあるので注意します。
実際の所見に仕上げる段階では、学校の方針に従って扱える記録を教師が確認し、その子に伝えたい内容を自分の判断で整えます。この練習例だけで、個々の児童の所見が完成するわけではありません。
最初から長い文章を任せなくてもよい
書き上げた所見の一部について、一般化した架空の表現で「この言い方の候補を三つ」と試す方法もあります。AIが出した候補を比べると、自分が大切にしたい言葉を選びやすくなることがあります。私は、子どもの姿を伝える言葉を先生が選べることを大事にしたいと考えています。
参考:文部科学省「生成AIの利用にあたって」。2026年10月9日確認。ここで示した練習方法は、本ブログの提案です。




