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【自由研究にも!】親子で学ぶ「お金の増やし方」夏休み特別ミッション

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夏休みは絶好のチャンス!親子で「お金の教育」始めませんか?

「お金のことって、学校ではなかなか教えてくれないし、どうやって子どもに伝えればいいんだろう…」

そんな風に感じている親御さんは多いのではないでしょうか? キャッシュレス化が進み、現金に触れる機会が減った現代では、子どもたちがお金の流れを実感する機会も少なくなっています。しかし、将来を生き抜くためには、「お金の仕組み」や「増やし方」といった金融リテラシーが不可欠です。

そこで、今年の夏休みは、お子さんと一緒に「お金の教育」を始めてみませんか? 宿題の自由研究と絡めたり、遊び感覚で取り組めるミッションを通じて、親子で楽しくお金について学ぶことができるんです。

この記事では、夏休みだからこそできる、親子で実践する「お金の増やし方」特別ミッションをご紹介します。将来役立つ「お金の知恵」を、この夏、親子で一緒に育んでいきましょう!


なぜ今、子ども向け金融教育が重要なのか?

現代社会において、子どもがお金について学ぶことの重要性は増しています。

  • キャッシュレス化の進展: 現金でのやり取りが減り、お金が「見えない」存在になっているため、お金の価値や流れを実感しにくい環境です。
  • 将来の自立に向けた準備: 社会に出れば、収支管理、貯蓄、税金、そして投資など、お金に関する知識は必須です。子どものうちから金融リテラシーを育むことは、将来の選択肢を広げ、経済的な自立を促します。
  • 親子で学ぶメリット: お金の話は家族の共通の話題にもなり、コミュニケーションを深めるきっかけになります。親自身も学び直す良い機会になるでしょう。

夏休み特別ミッション!親子で挑戦「お金の増やし方」

さあ、いよいよ実践です。難しく考える必要はありません。遊びや日常生活の中に「お金の学び」を取り入れていきましょう!

ミッション1:お小遣い帳をつけて「お金の見える化」をしよう!

まずはお金がどこから来て、どこへ消えていくのかを知ることから。お小遣い帳をつける習慣は、家計管理の第一歩です。

  • 目的: お金の流れを把握し、管理する習慣を身につける。
  • 実践方法:
    • ノートや市販のお小遣い帳、簡単な家計簿アプリなどを活用します。
    • もらったお小遣いやお年玉、使ったお金を記録するルールを決めましょう。
    • ただ記録するだけでなく、「これは何に使うお金?」「本当に必要だったかな?」など、親子で話し合う時間を設けてみてください。
    • 「使う」「貯める」「寄付する/投資する」といった項目を作り、お金を「分ける」意識を持たせるのも効果的です。例えば、使わなかったお金を「貯める」項目へ移してみるなど。

ミッション2:仮想マネーで「模擬投資ゲーム」に挑戦!

「投資」と聞くと難しいと感じるかもしれませんが、ゲーム感覚でなら楽しく学べます。

  • 目的: 株式や投資の基本的な仕組み、リスクとリターンの概念を学ぶ。
  • 実践方法:
    • 仮想のお金(おもちゃのお金や点数)を用意し、架空の会社や身近な有名企業(お菓子の会社、ゲーム会社など)の「株」を買うゲームをします。
    • 「株価」は新聞の株価欄を参考にしたり、ニュースに出てくる企業名を使ったり、親子でオリジナルのルールを決めて変動させたりしてもOK。
    • 「株式会社って何だろう?」「株価が上がったり下がったりするのはなぜ?」といった疑問を一緒に調べてみましょう。
    • おすすめツール:
      • ボードゲーム: 「人生ゲーム」や「モノポリー」など、お金の流れや投資の要素があるゲームは楽しみながら学べます。
      • スマホアプリ: 子ども向けの株取引シミュレーションアプリや、バーチャル投資ゲームなども活用できます。

ミッション3:「お家でフリマ」でお金を稼ぐ体験をしよう!

不用品を販売する体験は、ビジネスの基本である「稼ぐ」「利益」を実感できる絶好の機会です。

  • 目的: 自分で稼ぐ喜びを味わい、「原価」「利益」の概念を学ぶ。
  • 実践方法:
    • お子さんのサイズが合わなくなった服やおもちゃ、読み終わった本など、「不用品」を「商品」として選ぶところから始めます。
    • 親子で相談して「いくらで売るか」価格を決めます(「元々いくらだったから、この値段で売ったら儲かるね!」など)。
    • 実際にフリマアプリ(メルカリのキッズカテゴリーなど)に出品したり、家族や親戚を相手に「お家フリマ」を開催したりするのも面白いです。
    • 売上から送料や手数料(フリマアプリの場合)を引いて、「手元に残ったお金が利益だよ」と伝えてみましょう。

ミッション4:銀行や「お金の施設」へ行ってみよう!

実際に金融機関や博物館を訪れることで、お金のリアルな世界に触れることができます。

  • 目的: お金がどのように流通しているのか、銀行の役割などを体感して学ぶ。
  • 実践方法:
    • 銀行見学: 普段使っている銀行のATMの使い方を一緒に確認したり、窓口で質問してみたりするのも良いでしょう。
    • お金に関する施設:
      • 日本銀行金融研究所 貨幣博物館(東京): お金の歴史や偽造防止技術などを学べます。
      • 造幣局(大阪、さいたま、広島): お金が作られる過程を見学できます。
      • その他、地域の金融資料館や歴史博物館などでも、お金に関する展示がある場合があります。
    • 見学後には、「何が面白かった?」「どんなことを知れた?」と感想を話し合う時間を設けて、学びを深めましょう。

親が教える際の3つのポイント

この夏休みミッションを成功させるために、親御さんが意識したいポイントがいくつかあります。

  1. 無理強いせず、「遊び」や「自由研究」の一環として:
    • 子どもが興味を持てるように、あくまで楽しく、ゲーム感覚で取り入れましょう。強制すると逆効果になりかねません。
  2. 子どもの興味やレベルに合わせる:
    • 年齢や理解度に合わせて、テーマや難易度を調整してください。簡単なことから少しずつステップアップするのが継続のコツです。
  3. 親自身がお金について学ぶ姿勢を見せる:
    • 親が楽しそうにお金について学んだり、家計管理をしている姿を見せることは、子どもにとって何よりの教育になります。完璧でなくても大丈夫。一緒に学ぶ姿勢が大切です。

まとめ:この夏、未来につながる「お金の種」を蒔こう!

夏休みは、普段なかなか時間が取れない「お金の教育」に取り組む絶好の機会です。今回ご紹介したミッションは、どれも親子で楽しみながら、将来に役立つ金融リテラシーを育むことができるものばかりです。

ぜひ、この夏休みをきっかけに、お金についてオープンに話し合い、学び合う家族の習慣を始めてみてください。今日蒔いた「お金の種」が、将来、子どもたちの豊かな未来につながることを願っています!

さあ、早速、今年の夏休みの計画に「お金のミッション」を加えてみませんか?

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かおる先生
かおる先生
小学校教諭
大学・大学院では教育や技術について学び、小学校教諭免許に加えて、中学校(技術)および高等学校(情報・工業)の専修免許も取得しました。 「知ることの入り口」に立つ児童たちに、わかりやすく伝えることに大きなやりがいを感じ、現在は小学校の教員として日々子どもたちと向き合っています。またこの場では、日々の教育現場で役立っている業務効率化や時短の工夫、ちょっとした小技に加えて、趣味でもあるガジェットについての話題も交えながら、さまざまな情報をまとめていきたいと考えています。
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