授業案

【小学生向け】iPadを使いこなそう!基本操作から創作活動まで学べる授業案

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● 生徒観・実態

児童の多くは日常的にタブレットやスマートフォンに触れているが、学習目的での活用経験は限定的であり、特にiPadの機能やアプリの活用については未経験または断片的である。アプリの使い方に関心はあるが、学習目的との結びつきに課題があるため、基本的な操作を丁寧に確認しつつ、活用意識を高める必要がある。また、学年によって操作スキルや習得スピードに差があるため、個別の支援やグループ学習を取り入れることが効果的である。


● 単元名

「iPadを使いこなそう!〜デジタル学習の力を広げよう〜」


● 単元設定の理由

【教材観】

iPadは教育現場におけるICT機器として汎用性が高く、基本操作からプレゼン作成、情報収集まで幅広い学びに対応できる。児童にとって身近なツールを使って、学習の幅を広げるスキルを習得することは、今後の学習基盤として重要である。

【生徒観】

児童のICT活用能力にはばらつきがあるが、多くの児童は触れることに対して興味関心を持っている。個々のペースに応じた習得機会を設けることで、主体的に活用しようとする意欲を育てることができる。

【指導観】

「触る → 操作する → 活用する → 表現する」というステップで段階的に指導し、単なるツール操作に留まらない活用力の育成を目指す。児童が作成した資料を発表する機会を通して、自己表現と協働的な学びを促進する。


● 単元の目標(3観点)

【知識・技能】

iPadの基本操作やアプリケーションの使い方を理解し、学習や情報発信に必要な技能を習得する。

【思考力・判断力・表現力等】

目的に応じてiPadを活用し、情報を整理・構成して資料作成や発表などに表現できるようになる。

【学びに向かう力・人間性等】

iPadを安全に正しく使おうとする意識をもち、学習活動に意欲的に参加しようとしている。


● 単元の評価規準

観点評価規準
知識・技能iPadの基本操作やアプリの機能を理解し、目的に応じて使用している。
思考・判断・表現学習活動の中で情報を整理し、適切に表現できている。
主体的に学習に取り組む態度協力的に学習に取り組み、安全な使い方を意識して活動しようとしている。

● 単元指導計画(全4時間)

内容学習活動の概要
第1時iPadの基本操作と活用例タップ、スクロール、キーボード入力、アプリの切替等の操作を体験。活用例も紹介。
第2時Apple Teacherプログラムの紹介Appleの教育支援リソースをもとに、学習での活用法やアイデアを共有する。
第3時iPadでの実践活動KeynoteやPagesを用いた資料・ノート作成の基本操作を学ぶ。
第4時活用発表とふり返り作成した資料を発表し、iPadの活用法を振り返りとともに共有する。

● 準備物

  • iPad(全児童用)
  • Apple純正アプリ(Keynote, Pages, Safari)インストール済
  • プロジェクター、スクリーン、Apple Pencil(必要に応じて)
  • ワークシート、ふり返りカード、発表用資料テンプレート
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■ 評価基準の具体例

【① 知識・技能】

  • iPadの基本的な操作ができる(タップ、文字入力、アプリ切り替えなど)
  • KeynoteやPagesなどの基本機能が理解できている

【② 思考・判断・表現】

  • 作成資料に目的や内容の整理が見られ、構成に工夫がある
  • 情報の整理・編集・発表の中に自分なりの工夫が含まれている

【③ 主体的に学習に取り組む態度】

  • iPadを正しく、安全に使おうとする姿勢がある
  • 他者と協力して操作や作成に取り組んでいる
  • ふり返りで自分の学びや気づきを表現している

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ABOUT ME
かおる先生
かおる先生
小学校教諭
大学・大学院では教育や技術について学び、小学校教諭免許に加えて、中学校(技術)および高等学校(情報・工業)の専修免許も取得しました。 「知ることの入り口」に立つ児童たちに、わかりやすく伝えることに大きなやりがいを感じ、現在は小学校の教員として日々子どもたちと向き合っています。またこの場では、日々の教育現場で役立っている業務効率化や時短の工夫、ちょっとした小技に加えて、趣味でもあるガジェットについての話題も交えながら、さまざまな情報をまとめていきたいと考えています。
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